HAPPY MILK PROJECT

はぴ・みるブログ

モザンビークの「魚食」事情
2009年08月13日

こんにちは。ままぞうです。

モザンビークは約2500kmもの海岸線があり、インド洋に面している国。さぞかし魚介類が盛ん食べられているように思われます。
しかし意外なことに、一般的に、モザンビークの人たちはあまり魚介類になじみがないのだそうです。
首都マプートから少し離れれば、日本では当たり前の物流、冷蔵設備、食品の小売などのインフラもありません。
ですから、少し海岸から内陸に入った村に住んでいる人たちは、魚介類を食べることは事実上困難です。

では、海岸の近くに住んでいる人たちはどうかというと、自分たちで海に行って小さなカニ、エビ、貝などをとってきて食べることもあるそうですが、そういう人たちでさえ、あまり食べないとのことでした。


実際、私たちが訪問した海岸近くの村で、食事作りを見学させていただいたのですが、小さなカニが入ったシチュー(マタパ)を作っていました。

モザンビーク北部のナンプラー州の村で、食事づくりを見学.jpg

魚介類は貴重なタンパク源。魚介類を食する私たち日本人は、「もっと魚介類を食べれば、少なくとも海岸の近くに住んでいる人たちの栄養不良はもっと改善されるのでは?」とか「こんなに海の近くに住んでいるのに、なぜ?どうして食べないの?」と思ってしまいますよね。


私も疑問に思って、ずいぶんユニセフの職員に質問しました。
彼らはちょっと考えてからこう答えました。「どうしてって、昔からモザンビークの人たちは魚を食べてこなかったから。だから、それを海でとってくるという発想もないんです。」

はっとしました。「海に近いんだから魚介類を食べるのは当たり前」というのは日本人の当たり前ではあっても、モザンビークの人たちの「当たり前ではないんだ」ということに気づいたからです。
これぞ食文化の違いというものなんでしょうね。
つくづく、自分たちの価値観で異文化を見たり、評価するものではないということを思い知りました。

誤解がないように付け加えると、まったくモザンビークで魚介類が食べられていないというわけではなく、私たちも滞在中にレストラン等で魚介類をいただきましたし、駐日モザンビーク大使館が紹介するようなモザンビーク料理では、エビや魚などの魚介類が使われています。
でも、それは一般的ではない、ということなのです。

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