HAPPY MILK PROJECT

はぴ・みるブログ

モザンビークで出会ったキューバ人女性医師
2010年02月26日
こんにちは、ママぞうです。
訪問先のモザンビーク島で、病院を訪問しました。
栄養不足等で病気になってしまった子どもたちが入院していました。

モザンビーク島の病院正門.jpg

それまで出会ってきたモザンビークの子どもたちは、みんな元気で外を飛び回っていたため、そこに入院しているやせ細り、苦しそうな子どもたちを見て胸のつぶれる思いがしました。

入院中の子どもと泊まり込みで看病しているお母さん.jpg

その病院には、人材交流で来ていたキューバ人の女性医師マリオリ・ルイスさんが働いていました。
モザンビークですでに1年間働いていて、この病院でたった一人の医者ということでした。

キューバ人医師マリオリ・ルイスさん.jpg

彼女に話をうかがいました。
「子どもが入院するときは、お母さんも病院に泊まり込むことになってしまうため、家に残してきた他の子どもたちが栄養不良になってしまうことがあるため、あまり長く入院させることができません。
そのため、完全に治る前に退院してしまうのです。
栄養不良で入院してきた子どもは、退院後も6ヶ月間、家庭訪問をして家庭で栄養バランスのとれた食事ができているか観察し、保護します。
病院では、入院する子どもに付き添っているお母さんに対して、基本的な栄養や母乳育児について教育を行っています。
この地域は、栄養教育を担うNGOなどの団体がないため、病院と教会が連携して啓発活動をしています。
病院にかかることは無料であるにも関わらず、このあたりの人々は文化的、伝統的に病気になっても病院に行きたがりません。
そういった人々を説得し、連れてくるのも私たちの役割ですが、人手が足りません。
ヘルスワーカーがいますが、全世帯を訪問するのは困難です。
一番大きな問題は食事や食料に対する知識不足です。
なぜバランスのとれた食事をとらなくてはならないか、どうやったらとれるのかがわからないのです。
それに貧困が結びついています。栄養不良の子どもたちを減らしていくために、貧困は解決すべき問題です。」

モザンビークの栄養不良の現場で働く人の生の声を聞き、栄養や食事に対する知識の不足で子どもが栄養不良になっていること、いろいろな問題が複雑に絡み合っていることを肌で感じました。