HAPPY MILK PROJECT

はぴ・みるブログ

モザンビーク報告(12)ナンプラのお母さんのお話
2010年08月13日

こんにちは。

まめです。つらつらと報告のブログを書いていたらいつの間にか(12)になっていました。

まだまだ続きますが、お付き合いください。

 

前回の続きです。保健センターで出会ったお母さんのお話を紹介します。

 

保健センターでは栄養のある離乳食作りのデモンストレーションをしていました。診察に来ているお母さん達に対して、ボランティアのお母さんがこういう催しをするそうです。

このときはほうれん草や砂糖、もろこしの粉が入った栄養満点の離乳食で、私も一口食べましたが、あまくて、子どもの好みそうな味だなぁ。と思いました。

料理のお手本を示すお母さん 

このデモンストレーションに来ていたお母さん(実はお母さんではなかった)にインタビューしました。

アナノさん38歳。1歳半のファティマちゃんを連れ、定期的に健康診断のため病院に来ています。ファティマちゃんは3ヶ月のとき体重が3キロしかなく栄養不良と診断されました。現在は10.5キロということです。

アナノさん

実はアナノさん。ファティマちゃんのおばあちゃんでした!

ファティマちゃんのお母さん。つまりアナノさんの娘さんですが、ファティマちゃんを産んだとき産後の栄養不良のために亡くなってしまったそうです。モザンビークではこのように出産直後になくなるお母さんが多く、ファティマちゃんのように親族が引き取られるといいようなことが多いそうです。

アナノさんには、自分の子どもも何人かいるし、娘さんの子どももあと2人いるということなので、大変生活が苦しいと言っていました。

生活は木炭を売り収入を得ているということですが、それだけでは生活が苦しく、また今は国の社会福祉制度によってファティマちゃんが2歳になるまではとうもろこしやミルクをもらえるそうですが、それがなくなるとどうなるのか・・・・。と不安を口にしていました。

上記で紹介したデモンストレーションなどの栄養指導は、ハッピーミルクプロジェクトが支援しています。アナノさん自身はハッピーミルクプロジェクトを知らないですが、こういった栄養食品のデモンストレーションを受けてどうですか?と聞くと、、

『これまで、離乳食というと、とうもろこしをお湯で割っただけという簡単なものでしたが、ほうれん草や身近で取れる野菜を入れて、バランスを考えて作るようになりました。』

とこの栄養指導に満足しているようでした。実際、ファティマちゃんの体重も増加し、健康に成長しています。

また、アナノさんは、こういった栄養指導を受けファティマちゃんが元気になったという事実を、他の多くのお母さんに知って欲しいと今は自分で他のお母さんに栄養指導をすするようになったそうです。

現地の直接支援を受ける人が、このプロジェクトの重要さに気づき動いてくれていることを知り、私もうれしくなりました。

アナノさんの通訳(アナノさんは公用語のポルトガル語をしゃべれず、民族の言葉をしゃべります。)をしてくれた看護師のアリシアさんはこのプロジェクトに対し感謝の言葉を述べた後に、今の問題を話してくれました。

アリシアさん

●栄養プログラムの支援とともに、緊急的な支援もまだまだ必要、政府による社会福祉の対応が今後とも需要になる。

●基礎栄養に関する研修をこれからも受けていきたい。特に、経験交流の研修を受けて、他の地区のいいところを学びたい。

●器材が不足している。(特にプランピーナッツなどの栄養食品を与えるカップ)

 

今回の視察では、様々な方から話を聞くことができて、私も勉強になりました。

続きます。