HAPPY MILK PROJECT

はぴ・みるブログ

シエラレオネ日記【4】
2014年08月20日

こんにちは。まめです。かなり間があいてしまいました。すみません。

この間、シエラレオネでは、ニュースでもご存知の方が多いと思いますが、エボラ出血熱が流行しており、ハッピーミルクプロジェクトの支援する栄養プログラムも停滞してしまうのでは!?と心配しておりました。しかし、現地のスタッフは「栄養プログラムは、推進していますよ。ご心配いただいてありがとう。」とご連絡を頂いています。でもまだまだ、収束しないエボラ出血熱。本当に現地の人たちのことが心配です。

では、ブログでは、引き続きボンバリ県のお話をいたします。今回はちょっと堅いお話です。

保健局の外観

ボンバリ県に着いたら、私たちはまず県の保健局に立ち寄り、ボンバリ県の保健事情を学習しました。
私たちが訪れたシエラレオネのボンバリ県では、13個の首長国があります。首長国というのが、少しわかりづらいかと思います。西アフリカでは、昔から王国があり、現在の国が形成されていても、地方では小さい国々(首長国)が存在しています。国の法律のほかに、その首長国の独自の法律もあり、古い伝統やその国の首長や偉い人の言葉は人々に大きな影響を与えます。
栄養や食事、医療の分野でも、まだまだ因習めいた部分があり、子どもたちやそのお母さんの健康に悪い影響を与えてしまうことがあります。
たとえば、生まれたばかりの赤ちゃんに、母乳ではなく、川の水や井戸の水を与えた方が良いということも言われています。

問題点はほかにもあります。
○若いお母さんたちの中には、自分たちのスタイルを維持したいために、母乳をあげたくないという人もいる。(スタイルとか言ってる問題じゃない!!って思いますが・・・・)女性には職がなく、男性に生活を依存してしまって、そのため自分を魅力的に見せたがる。
○お金がないので、家で育てた、鶏肉や卵を現金収入のために売ってしまう。(自分の栄養にすればいいのに!!)
○お母さんたちは、どんな食べ物をどれだけ子どもにあげればいいのかわからない人が多い。
○看護師も栄養の知識がない人がいる。

上記のような状況の中で、県の保険局は対応を行っています。
○女性に職に付いてもらうための研修をNGOとともに行っている。
○コミュニティの中から選ばれたお母さんが他のお母さんに1対1で栄養について教える活動をしている。栄養の知識のあるお母さんたちはボランティアで行っているため、モチベーションを常に持ってもらうように常に新しい知識を与える研修を行っている。
○スタイルを気にして母乳を与えないお母さんがいるが、ほかにも胸が張って痛くて母乳を与えなくなるお母さんも居るので、母乳マッサージの指導も行う。

など、いろいろ行っています。

お母さんやコミュニティの人たちは、あまり正しくない栄養や医療の知識を持っています。それが普通の世界なので、意識を変えるというのは本当に大変だなと感じました。地道に人が人の教育をして、知識を変えていかないといけない、本当に困難な道のりが、シエラレオネの子どもたちを取り巻いています。