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はぴ・みるブログ

カシューナッツさんの日記【2】 シエラレオネの最新情報
2014年12月09日

こんにちは。カシューナッツです。お久しぶりです。

12月5日に、ユニセフシエラレオネ事務所・開発コミュニケーション専門官の櫻井有希子さん(帰国中)とお会いすることができました。

私たちのシエラレオネ視察の際に現地で案内や通訳などで大変お世話になったのが櫻井さんで今回は私たちが帰国してはじめての半年ぶりの再会でした。

懐かしかったです。再会は本当に嬉しかったです。

今回、最新のシエラレオネ事情をお聞きできました。その内容は12月3日の毎日新聞に「エボラ出血熱:文化に配慮し阻止...ユニセフ日本人職員奮闘」のタイトルで掲載されていますが、さらにいろいろお聞きすることができました。
政府と支援機関は当初①葬儀で遺体は洗浄しないエボラ症状が出たら病院にいく...の2点を住民に周知していました。しかしイスラム教徒や土着宗教信者は「死者は崇拝する必要があり、洗浄なしに埋葬できない」と反発があり受け入れてもらえなかったということです。病院も集落から遠く「病院に行くと、もう家に戻れない」という思い込みがあり病院に行ってもらえなかったそうです。

1点目の「遺体の洗浄」について触れたいと思います。秋以降は、地域の宗教指導者たちに協力をお願いしてワークショップにとりくんで「どうしたらいいのか?」の妥協点を探ることにしたということです。そこで「宗教家による死者への祈り」という死者を弔う新しい方法を考案してそれを拡げるということにしました。もともと根強い因習のあるシエラレオネでは呪術的医療や生活習慣が一般的なのですが、その土着の文化や風習や宗教をダメといっても到底受け入れられないために支援機関の苦労も大変多いようです。今回の死者の弔いに関して地元の宗教家と協力をして打開策を見出す努力はとてもすばらしいと思います。しかも「ワークショップ」という形で「押し付け」「決めつけ」ではなくともに「なんとかしたい」の共通の思いをベースに話し合い、どうしたらいいか?どこまで妥協できるのか?を自分たちで見出した...というところがすごいことだと思います。「強制力」ではなく、急がば回れのやり方で見出した知恵に感服です。こうした努力が功を奏して感染の一日も早い終息を願うばかりです。

カシューナッツさんに集まる子どもたち