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はぴ・みるブログ

カシューナッツさんの日記【12】モザンビークについての気になる情報
2016年05月30日

こんにちは カシューナッツです。

シエラレオネの終息宣言が出てから2ヶ月が過ぎました。

リベリアは31日にでも4回目の終息宣言が出そうです。

ギニアは6月9日頃に出そうです。はやく3ヶ国揃い踏みしたいものです。

今日の話題はシエラレオネの前まで支援していたモザンビークについての気になる情報です。

日本とブラジルとモザンビーク3国の農業開発プログラム「プロサバンナ事業」で起きていることです。

これは日本の政府開発援助(ODA)を通じて実施しているプロジェクトです。

モザンビーク北部に約700kmにまたがる「ナカラ回廊」と呼ばれる広大な土地1400万haを一括集約して輸出産業としての穀物と大豆の一大拠点を作る構想のプロジェクトです。

2015年7月にモザンビーク農民連盟(UNAC)が来日し、日本政府に実情を報告し改善を求めました。

その内容とは、

説明なしの土地の強制収用と強制移住、

アグリビジネスのための森林伐採と環境破壊、

化学肥料や農薬の過剰使用による土壌や水資源汚染の心配、

契約不備や不服調停の仕組みが整っていない・・・

というものでした。

また、日本の民間資本による石炭開発(モアティゼ炭鉱)においても問題が報告されています。

UNAC政策提言・国際連帯担当・アドリアーノ氏は

「外国資本による石炭事業のために差し押さえ土地の範囲は広がり、6ヵ所のコミュニティーで2200の家族・1万人を超える人々の立ち退きが起きている。港まで鉄道が敷かれたが、建設当初の話が一変して石炭輸送に特化されて住民は利用できていない。」

また、UNAC副代表・タイカレ氏は

「石炭開発で無償労働が横行、開発計画に疑問を持てば警察に暴行を受け、移住先では同等の土地が提供されると言っていたがやせて農業ができないような状態だ。まるで植民地時代に逆戻りしたような状態だ。」

さらにUNACナンプーラ州代表・エステバン氏は

「カシューナッツやマンゴーの恵みが失われ、石炭の微粉末飛来による健康被害も起きている。」

と報告しています。

これらの「プロサバンナ事業」や石炭開発事業についての報告は2015年7月に来日したUNAC代表団の発言です。UNACは日本国政府に実情の訴えと改善への協力要請をしています。

2013年モザンビーク・ユニセフ事務所訪問時は

「モザンビークは今経済成長が年率8~9%でGDPが増大の一途だ。しかし、貧富格差が拡大しないように、国民一人ひとりの富に繋がることが大切だ。我々ユニセフとしても政府に対してEQUITY(公平・均衡)戦略を重視するように政策提言している」

と報告していました。

しかし、現実はやはり心配なことが起きているということのようです。

農民や住民の気持ちを大切にした経済発展が進むことを願わざるを得ません。