HAPPY MILK PROJECT

はぴ・みるブログ

小豆【9】子どもの栄養強化のためのコミュニティと協力
2017年02月21日

こんにちは、小豆です。

前回に引き続き、シエラレオネ・コノ県のヒューマンヒストリーをご紹介いたします。


サミュエルくんは元気のいい健康的な18か月の男の子で、お母さんのシア・カヌさんの子どもとしてコノ県のコイドゥ市で生まれました。

陽気な男の子ですが、母親のシアさんいわく、食事のこととなると真面目になるといいます。

「おなかが空いた時にはきちんと食事を与えないとすごく不機嫌になるの。」とシアさん。

7. (C)UNICEF Sierra Leone_2016_Mason.jpg

母親のシアさんに抱かれる生後18か月のサミュエルくん。

サミュエルくんはお母さんに栄養のある食事を与えられているおかげで元気で、体重も15㎏もあります。

サミュエルくんの発育には問題は見られません。

最初に妊娠が分かって以来、ユニセフのパートナー団体である地元のNGOのSILPA職員ユニサ・ムサさんからアドバイスを受け続けています。

シアさんはこう語ります。

「ユニサさんは、保健センターに産前検診に行くと必ずいてくれました。彼は私にとにかく生後6か月までの赤ちゃんにとっては母乳がベストな食事であり、6か月以降ようやく栄養のある食事を与えても良いということを定期的に教えてくれました。」

コノ県のケンセイ保護センター看護師のアグネス・ブンドゥさんは、ほとんどの妊娠中の女性が自分自身と子どもへ栄養を与える重要性を理解していると言います。

「この地域の栄養状況は本当に改善したと思います。今では私たちが母親たちを説得するのが難しくなくなりました。」といいます。

また、ユニセフの協力のもとにSILPAが実施している"乳幼児の食習慣改善"のプログラムのおかげで、このような状況になってきたと彼女は付けくわえます。

「この地域の女性たちは今、自分たちの赤ちゃんに少なくとも生後6か月間は母乳を与え、6か月後以降もきちんとした栄養のある食事を与えるようになりました。SILPAのスタッフが定期的にここに来て、母親たちにアドバイスしてくれるんです。また、身近に適切な食事指導ができているかを指導してくれるのです。」

保健センターでは、看護師たちが子どもたちに清潔な環境で栄養のある食事の作り方を地域の女性たちに教えています。

彼女たちは健康的な子どもたちを育てる女性を支援する努力を惜しみません。

治療よりも予防の方が安価だからです。

栄養不良と病気は、子どもの成長と発育を妨げる危険なサイクルをもたらします。

調査では、適切な栄養を摂取することで、子どもたちが病気にかかった時に子どもたちの体を病気から守り、簡単に治癒することができることがわかっています。

サミュエルくんのケースはまさによい証拠です。

母親のシアさんによると、サミュエルくんはほとんど病気に罹ったこともなく、前回病院に行ったのがいつだったか思い出せないほどです。

「前回、予防接種を受けに行った以外に、病院へいくような症状になったことはほとんどありません。一度、熱があったので病院に連れて行きましたが、それは乳歯が生えているせいだと言われました。」

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家の玄関の前に立つサミュエルくん(コノ県コイドゥ市)

また同時に、同じ地域に住む人たちに、サミュエル君が生後18か月だと信じてくれないといいます。

彼は周りの同い年の子どもたちに比べて大きいのです。

「人によっては2~3歳と見間違える人もいますよ。まだそんな年齢に達してないのよというとみんな驚くんです。」

といい、彼らにちゃんと清潔で栄養のある食事を与えれば、サミュエルくんのように健康で元気に見えるようになるよ、と伝えています。

シアさんは周りの人たちがサミュエルくんの元気な姿を誉めてくれることを誇りに思い、そして、この状況を維持したいと思っています。

「このまま健康に育ってほしいと願っています。そして、2歳になるまでは彼を母乳と栄養のある食事で育てたいと思います。」

と語りました。

出典:ユニセフ・シエラレオネ事務所「栄養プログラム"コノ県における栄養不良の予防と治療"第2次報告書」


以上、前回に続き、3つのヒューマンヒストリーをお届けしました。

お読みいただき、ありがとうございました。